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金の証拠金計算ツール:ロット・価格・レバレッジ

証拠金は、金のポジションを保有している間ブローカーが担保として拘束する資金のことです。失う可能性のある金額でも、取引コストでもありません。ロット数・価格・レバレッジを入力すると、そのポジションがいくら拘束し、いくら余るかをその場で計算します。

標準ロットでは 0.01ロット = 1オンス
余剰証拠金と証拠金維持率の計算に使用
必要証拠金
—
ポジション保有中は拘束される
想定元本
—
契約全体のエクスポージャー
1ロットあたりの証拠金
—
現在の価格とレバレッジで
証拠金率(想定元本比)
—
1 ÷ レバレッジ
余剰証拠金
—
有効証拠金 − 必要証拠金
証拠金維持率
—
有効証拠金 ÷ 必要証拠金

レバレッジ別の必要証拠金

同じポジション、同じ価格で6段階のレバレッジを並べています。想定元本は一切変わりません。変わるのはその後ろで拘束される担保だけです。

レバレッジ証拠金率必要証拠金1ロットあたり

証拠金とは何か

レバレッジをかけた金の取引には必ず2つの数字が伴います。1つは想定元本で、そのポジションが動かしている契約の総額です。XAU/USD の標準1ロットは100トロイオンスなので、1オンス4,180ドルのとき1ロットは418,000ドル分のエクスポージャーになります。その全額を自己資金で用意する人はいません。ブローカーは担保として証拠金の入金を求め、残りは保有期間中いわば貸されている状態です。

2つ目が必要証拠金で、想定元本を選んだレバレッジで割るだけです。100倍なら418,000ドルのポジションに4,180ドルの担保、500倍なら836ドルで足ります。金価格に対するエクスポージャーはどちらも同じで、違うのは口座のどこまでが拘束されるか、そして強制決済までどれだけ余裕が残るかです。

証拠金はコストではありません。返ってくるお金です。決済が済めば実際の損益だけを差し引いて有効証拠金に戻ります。手数料でもコミッションでもスプレッドでもありません。証拠金を「取引の値段」と捉えるとリスクを読み違えます。4,180ドルの証拠金を拘束しているポジションは、逆行すれば4,180ドルをはるかに超える損失を出し得るからです。

この計算ツールの式

必要証拠金 =(ロット数 × 契約サイズ × 金価格)÷ レバレッジ

標準ロットの契約サイズは100オンスなので、便利な近道があります。100オンスと100倍のレバレッジはちょうど相殺されるため、100倍では1ロットの証拠金が「金価格そのもの」になります。金が4,000ドルなら証拠金は約4,000ドルです。金の証拠金が「100倍なら1ロット=価格」と言われるのはこのためです。

3つの入力はそれぞれ別の方向に結果を動かします。

契約サイズの欄は標準ロット以外を扱うときに効きます。ミニは10オンス、マイクロは1オンスなので、ミニ0.10ロットと標準0.01ロットはどちらも1オンスです。発注前にプラットフォームの仕様と照合すれば、10倍のサイズ誤りを防げます。

計算例

口座5,000ドルで、4,180ドルのXAU/USDを0.50ロット、200倍で買うとします。想定元本は0.50 × 100 × 4,180 = 209,000ドル。200で割ると必要証拠金は1,045ドル、口座の約21%です。余剰証拠金は3,955ドル、証拠金維持率は478%で、どのロスカット水準からも十分離れています。

同じ取引を20倍にすると、想定元本は209,000ドルのままですが証拠金は10,450ドル、口座残高の2倍を超えます。注文は拒否されるか、より小さいロットでしか通らないでしょう。変わったのは相場観ではなく担保のルールだけです。

最後に、金が5ドル動いたときの0.50ロットへの影響を見ます。50オンス × 5ドル = 250ドルで、200倍で拘束している証拠金のおよそ4分の1です。「ドル建てリスク ÷ 拘束証拠金」というこの比率こそ、選んだレバレッジが妥当かどうかを教えてくれる数字です。

証拠金・有効証拠金・ロスカット水準

有効証拠金は残高に保有中の損益を足し引きしたものです。証拠金はブローカーが確保する分、余剰証拠金はその差額で、口座の中で新規注文や損失の吸収に使える唯一の部分です。証拠金維持率は有効証拠金を使用証拠金に対する百分率で表したもので、各ブローカーがこれを下回ると自動決済する水準を定めています。多くは50〜100%です。

比率である以上、高レバレッジでは悪化が速くなります。500倍では金が0.5%逆行するだけでそのポジションの担保の半分が消えます。20倍なら同じ値動きでも証拠金に対して10分の1です。これがレバレッジの本当の代償です。大きく張れるかどうかではなく、エントリーからシステムに決済を奪われる地点までの距離がどれだけ縮むか、という問題です。

XAUAD の証拠金は新規注文時に確保され、決済時に解放されます。レバレッジの段階とロットに応じた要件は取引仕様のページに記載しています。本ページの数値は例示であり、1注文あたりのレバレッジは固定と仮定しています。

結果の使い方

証拠金は目標ではなく制約として扱ってください。まずリスク側からロットを決めます。損切りに達したときいくら失ってよいのかを先に決め、そのうえで証拠金が口座に収まるか確認します。口座の5分の1以上を占めるなら、ポジションが大きすぎるかレバレッジが強すぎるかのどちらかです。

ロット計算にはポジションサイズ計算ツールを、レバレッジの段階とロスカットの仕組みは金の基礎知識を参照してください。実際のチャートで発注する準備ができたら、取引ページに現在の売買価格が出ています。

よくある質問

金取引の証拠金はどう計算しますか?

ロット数 × 契約サイズ(標準ロットは100オンス)× 金価格 ÷ レバレッジです。4,180ドルで100倍なら1ロットの証拠金は4,180ドル、0.10ロットなら418ドルです。

レバレッジを上げるとリスクは下がりますか?

下がりません。レバレッジが変えるのは拘束される担保の額だけで、想定元本のエクスポージャーは変わりません。500倍では同じロットの証拠金が100倍の5分の1になるため、同じ金額の損失が担保の5倍を削り、ロスカット価格がエントリーにはるかに近づきます。

必要証拠金と余剰証拠金の違いは?

必要証拠金は保有ポジションのために拘束されている担保です。余剰証拠金は有効証拠金からそれを引いた残りで、新規注文や逆行に耐えるために使える資金です。余剰証拠金がゼロになると証拠金維持率は100%になり、追証の瀬戸際になります。

証拠金は返ってきますか?

返ってきます。決済後に実際の損益と手数料だけを差し引いて有効証拠金に戻ります。証拠金自体はコストではありません。

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